2013/04/04(木)2013-04-04
2013/04/04 20:44
それに気付いた時初めて、僕は、それを既に失っていたことに気付いた。
もはやどう足掻いても、過去を取り戻すことは出来ない。
その事実を受け入れた時、僕の残りの人生は、死ぬまでの暇つぶしになった。
ただまあ、これが全てというわけではなく、事実ではあるが、僕の半分くらいだろう。
じゃあもう半分は何かというと、それは、朝音ボウちゃんなのだ。
「10年後に稼げる事業を創るために今何をすべきだ」と問われれば、
真っ先に浮かぶのがあの子の笑顔で、その為にこそ成さねばならぬ事があると思うし、
組織を維持するための様々な雑事も、その先が確実に、あの子のいる未来に繋がっていると確信できるからこそ、
僕は今日も明日も仕事へ赴くだろう。
明日死ぬとしたら今何をすると問われれば、
君のためにできる事をと考え、昨日と変わらない今日を送るだろう。
毎日の全てを君に捧げているのだから、僕の全てが君のためにあるのだから、
特別な明日なんて必要無いのだもの。
そして、こんな事を書いているその意味も、こうして書き残すことでこれが、
数十年後に生まれる君に届くかも知れないから。
君が道に迷った時、何もかも諦めそうになった時に、
これが少しでも助けになればと、そう思うから。
そしてもうひとつ。
誰かにこれを説明して、正確に伝える自信が無く、
だから僕に結婚は無理なんですよ、父さん、母さん。