2010/11/20(土)2010-11-20
2010/11/20 21:46
ネット上に散らばる自分好みの絵を描く人達を探し、彼らが公開してくれている絵をHDDに保存し、ニヤニヤと眺める。そういうのが好きだ。
いい絵を描く事に憧れる。私も描けるようになってみたいとも思う。だが、この10年近く、絵を描いた事はない。私が好きな絵を描く人は、大抵、息をするように四六時中絵を描いているらしい。描きたいというよりも、それが自然で、それ以外を知らない、という方が近いらしい。
私には到底真似できぬ。私はそういう風には生まれていないらしい。
絵を描く事を諦めるかどうかは分からない。だが憧れているそれらほどには、いい絵を描くことはできないだろう。
ならば私にできることは何か。私が、息をするようにしている事は何か。そう考えて思いつくことのひとつは、悩む事だ。
私はいつも悩んでいる。考えている。本当の事とは何かについて悩み続けている。
この世の真実は何か。あの世があるならそれも含めて、ありとあらゆる物事に、本当のことはあるのか。
正しいかどうか、ではない。善悪の話なら答えは出る。私が欲しいのはそれではない。
人が定めることではなく、神が定めるものではなく、ありとあらゆる物事とは関係なく、ありとあらゆる物事の根幹であるもの。私が欲しいのはそれだ。
手に入れたいのではない。ただ、知りたい。それがあるのかどうか。いや、既にあるはずだ。それがそういうものならば、私が知らないだけで、それは当たり前のようにどこにでもあるはずだ。私はそれを知りたい。
いつかわかるときが来るだろうか。求めて得られるものだろうか。わからない。だが、やめる事はできない。やめるとか求めるとかの話ではなく、それは私の一部だから。私が死ぬその瞬間まで、私は考え続けるだろう。これは一体何なのかと。